妊娠中に筋トレしても大丈夫?

妊娠した後に、体型が崩れてしまうという女性は少なくないようです。そこで、妊娠しているときから、筋トレなどをして、できるだけ出産後の体型維持を心がけている人がいます。

この妊娠中の筋トレ、一見胎児に悪影響を及ぼすような感じがしますが、これは問題ありません。実は、産婦人科の教科書のイロハの部分で妊婦が筋トレをはじめとした運動をやめる必要なしと書かれているそうです。

ですから、妊婦だからといって、変に体をいたわる必要はありません。ただし、妊婦であればだれでも筋トレをしていいというわけではないようです。一部の妊婦については、逆に筋トレをはじめとした運動をしない方がいいという人もいます。

例えば、妊婦の人の中には頚管無力症という病気にかかっている人がいます。頚管無力症というのは、妊娠のごく初期の段階で、子宮口が開いてしまうという症状のことを言います。この頚管無力症の人は、筋トレなどを制限する必要があるといわれています。
また頚管無力症以外にも、早産が起こった場合や多胎の場合などについても、妊娠中の筋トレは控えた方がいいという指摘があります。さらに、妊娠中に高血圧状態になる人も、筋トレなどをすることはさらに血圧があがるということで控えた方がいいといわれるでしょう。

とにかく、その妊婦さんがどのような状況に置かれているかをはっきりと理解しておく必要があるといえます。しかし、ほとんどの場合、妊婦の人が筋トレをすることに問題はないといわれています。





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